【 我が軍 勝利 クマン編 take2 】
今日もキクマンのクマンなクマンをクマンなく送りしよう。
プププ、くまなくお送りしようってところをクマンなくだなんて・・・もうイヤン。
毎回必ずクマンな奴らに出会うのがクマンの恐ろしいところだ。
ちなみにクマンという言葉とこのロボとは全く関係ない。
しかもこのクマン、これまた上のクマンとも、我がクマンとも違うクマンだ。・・・クマン恐るべし・・・
ちなみに双頭のクマン以外にも別のクマンはいる。
一つでも強力なクマンを持つ、なかなかあなどれないクマンなクマン達だ。
二人でどちらがよりのけぞったかを競うのけぞり競争をしているわけではないが絵的にすごい絵だ。
他人同士のクマンだが、さすがにこれは二人して笑った。
他にもいろんなバリエーションの単発クマン達と出会い、共に戦った・・・
キクメン隊長はたまに軍司令部からの命令で隊長強化特別合同訓練に出なければならないのだ。
全く別の隊の隊長同士だが、そこはそれ、さすが部隊を統率する者同士、
全く初めて組む連携でもすぐにお互いの考えることを読み取りそれに対応した行動をとる。
二人の目線が全く同じ所を向いているのがそれを如実に表している。
そのような完璧な連携プレイで攻撃されるものだから、AI だってたまったものじゃない。
あまりの猛攻に私の足の下に潜りこもうとさえする程だ。
さすがにここまでくるとAI とはいえいささか可哀想になってしまった・・・・
カァ〜〜〜〜
カァ〜〜〜〜
オウ、どうだった隊長強化特別合同訓練とやらは?こってりしぼられたか?
あ?・・・あぁ・・・まぁそれほどじゃなかったぞ。
そもそもこないだの休日返上キクメン小隊訓練と同じ訓練内容だったし、
一緒に訓練した他の隊の隊長達ともうまいこと連携したからな。
ホウ、やはり隊長同士、初めてでも意気投合したか。
う・・・ウム・・・
?どした、何か元気ないが、何かあったのか?
・・・うーむ・・・いや、確かに皆初対面同士にも関わらず息はピッタリ完璧な連携でラクはラクなんだが、
もう見渡す限り、周り皆クマンだらけでなぁ・・・・
( と言ってるアンタもこれまたどえらいクマンですがな、しかも別の・・・ )
誰も無駄口一つたたかず、延々黙々と訓練訓練、また訓練、ってなもんだから・・・
でもって周りと来たら片腕、双頭、バラバラパーツの組み合わせ、
とにかく強さ・性能第一主義で組み上げられたクマンだらけだろう?
( いや、だからそう言ってるアンタもクマンだってば )
さすがになんだかいつもとは違う疲れがどっと出た感じだ。
あー・・なるほど、何か分るような気がする。
確かに俺らから見たらクマンの持つその強さはあこがれといやぁあこがれるところもあるけどよ、
やっぱこう、なんてぇの?俗っぽい言い方すると、やっぱロボは見た目が重要っていうかさ、
性能だけ追い求めたクマンじゃ愛着は湧かねぇよなぁ・・・
そうだよなぁ・・・
うわ〜・・・隊長、今日はまた一段と高いクマンですねぇ・・・そんなクマンも持っていたなんて。
ああこれ?いや、これはただ高いだけのみてくれクマンさ。飛行速度はそこそこ速いけど・・・
でもやっぱりクマンはクマンさ。使い込むにはちょっと愛着は湧かんなぁ・・・・
そうなんですか・・・でも確かに隊長の言う通り、やっぱりクマンよりもいつものロボの方がボクは好きですよ。
だよなぁ・・・
とりあえずもう十分訓練もしたことだし、いったん戻るとしようぜ。
そうだな、戻るか。
ですね、今回の訓練で自分達も十分経験値とお金が入りましたし・・・
よし!いったん戻ろう!
オウ!
了解!!
こうして続いたキクメン小隊&キクメン隊長短期特別強化訓練はいったんの終了を迎えることになった。
しかし、敵陣深く進むにつれ、どんどん敵は強くなっていく。
キクメン小隊の戦いの日々は続く・・・