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<特別夏季講習:缶スプレーと筆塗りで塗ろうEz−8!>

2001年8月11日

作戦発動の日である。
今回の目的は、いかに缶スプレーと筆塗りだけで、
カッチョE作品を作り上げることが出来るか、ということにある。
まずはメインの配色を考えよう。
今回は我輩が好む 「 ロービジ 」( = ロービジビリティ:簡単に書くと、目立たない地味〜な色、
ホラ、よく昆虫とか爬虫類とか魚類のなかには背景の色に溶け込んで、
全然分からないようにしてるのがいるでしょ、いわゆる ”擬態” というやつなんだけど、
これを戦車とか、戦闘機とか兵隊さんも取り入れて、敵さんに見つかりにくくするんです。 )
で塗るのはあえて避け、
スタンダードな設定色に近い色で塗ることにした。
では次に用意するものを紹介しよう。
1:「 合わせ目 」( ってほとんど消すところがない素晴らしい素体 )を消し、まんべんなく全体にヤスリがけまで行ったEz−8.
2:タミヤの缶スプレー、今回はレーシングホワイト、ブリリアントブルー、ガンシップグレイの三色を用意した。
3:グンゼのラッカー塗料、シルバー、つや消し黒。

( ブリリアントって書くと、昔 「 ブルーススプリング・スティーン 」 の アルバム 「 トンネル・オブ・ラブ 」 の
一曲 「 ブリリアント ディスガイス 」 という曲が頭ん中でグルグル回り出してきたよ・・・
蛇足 : 音楽雑記(その他の部屋) もよろしく。)

話がそれた、
次に塗装しやすい用に各パーツをバラバラにしよう。


次に、塗装する上であると便利な道具達を紹介しよう。

まずはクリップ。ない人は洗濯バサミでもよいが、なるべくなら鉄製のクチバシのうすい、写真のものを揃えたい。
かつて我輩がまだ小〜中学生くらいだった頃、洗濯バサミを使って、おかあちゃんに怒られたっけ。
洗濯バサミに塗料がくっついて、洗濯物を汚しちゃうんだな。
しかも、洗濯ものを干そうとするたびに洗濯バサミが少しづつ行方不明になっていくから、
ママン(フランス語:おかあさん)もさぞ不快だったことでしょう。
皆さんもムッター(ドイツ語:おかあさん)の機嫌を損なわないように気をつけましょう。
しかも洗濯バサミはクチバシが太いから、小さなパーツとかを無理やりはさんでいると、
そのうち、その小さなパーツが 「 ピン 」 と、宇宙の彼方へ旅だっていってしまう危険性もあります。
( 過去幾度となく経験済み・・・ )

その下の写真は筆の後端であります。
このように先をさまざまな細さ、太さに削っておきます。
別に筆じゃなくても、使い古しの割り箸でおおいに結構であります。

で、これをどうするかっていうと、
こうします。

クリップ君達は、

こんな風に使います。

ここでチト問題、クリップではさめられないようなパーツはどうしましょう?



こうしましょう。
( 両面テープでペッタリ )

さて、さらに我輩はガンダム系の機体では顔の後ハメ加工は面倒なのでしません。
なので、先に目とかのクリアパーツを塗っておきましょう。



ここで使用する塗料はエナメル系塗料です。
なぜかというと、失敗してはみ出しても、完全乾燥後にキレイにふき取ることが出来るからです。

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さぁ! 本日のメインイベント、缶スプレー塗装にチャレンジだ!
まずは戦場をどこに確保するか考えよう。

我輩の住まいは1階なので、ベランダなるものはない。
しかも、まだ我輩は塗装ブースなるものを持っていない。
と、なると・・・
よし!ここだ!ここにしよう!


台所・・・・

まぁ、一人暮しで自炊などとは無縁の世界。
そうじゃないと、まず真っ先に奥さん&オムニ(ハングル語:おかあさん)に
鉄拳パンチを食らうでしょう。
取り敢えず換気も充分なんでここに敷設することにしよう。

さて、残念ながら、我輩は独り者である。
ということは、塗っているときの姿を写真に写すことが出来ない。
両手がふさがっちゃうからね。
タイマーシャッターを使うという手もあるが、
ピントや、うまく構図を整えるのが面倒だ。
それ以前にここからはいくら写真で示しても、細かなテクとかまではさすがに伝えられない。
( いや、それ以前にテクなんかないだろ我輩・・・ )
あえていうと、やはり雑誌等で書かれておられるように、
シュッ、シュッと、塗ることである。決して 「 ブワァーーッ 」 と、
一箇所にずっと吹きつけてはイケナイのである。
かといって、そんなチマチマやっていたのでは塗料がすぐなくなって、非経済的だし、
なにより、そんなにゆっくりじっくり時間をかけてるほど、
我輩はのんびり屋さんではないのである。
我輩はせっかち君なのでそんなに一個一個時間をかけてゆっくり作るのは性に合わない。
集中力持続力が極端に短いすぐに飽きちゃうこども君なのである。
であるからして、シュッシュッのジャブ攻撃の間にブワッ、ブワッのストレートも入れるのである。
( こんな抽象的な表現では読んでる方々はサッパリ分からないってば )
まぁ、結局のところ、ここらへんはトライ・アンド・エラーを、
繰り返して体得していくしかないッスよ。
でも、缶スプレーでやっていくよりも、エアブラシの方がずっとラクで簡単にキレイに仕上がるッスよ。
一度そろえてしまえばその後のコストも安いし。

さて、そんなこんなで、今日塗ったパーツ君たち一同です。
これだけ塗ったところで1缶なくなりました。


えっ?何でレオパルド・ツヴァイ君( ドイツの現行戦車だよん )がいるのかって?

だってカッコイイじゃないスか、戦車って。
我輩もともとガンダムブームがくる前は、
スーパーカーなんかには目もくれず、
( 100円:宇宙戦艦ヤマトシリーズはいっぱい作ったスマン!>_< )
戦車ばっかり ( もちろん素組で終了さ! ) 作ってた戦車少年だったスよ。
小さな頃は自衛隊の第11師団の戦車が家の近くの裏山の道路を走ってるのを見て、
ウフゥ〜〜〜カッチョE〜〜〜〜強そーーと、思ったもんですよ。
最近は おフランスの 「 ルクレール 」 などが好みですねぇ。
うわ、全然話がガンプラじゃないじゃん。


さて、今日の第一日目の作戦終了時にて、決して忘れてはならないのが顔の組み立てだ。
今のうちに接着して、次に白を塗るときまでに、ヘルメットのパーティングラインを消すのだ。



おまけ:戦い終わって

戦争の傷跡・・・それは、戦いの勲章なのか、
それともむなしく愚かな行為に対する己への烙印なのか・・・


明日へ続く・・・

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