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キクメンの絶望

何故だろう?

そもそも何故、僕達はこの道を選択してしまったんだろう?

今となっては分からない・・・

ただ一つだけ言えることは、
悪夢のような現実がそこに存在していることだけだった。

〜 「 キクメン と 天地創造 と ねこちゃん 」 第23章1652ページ目より抜粋 〜

つまるところ、下のようなことをフトやってみたかっただけなのだ。
100分の1スケールの戦闘機など、現実に存在する兵器のプラモデルと、
マスターグレード・シリーズのガンプラを一緒に並べて、
いかにガンダムが現実離れしているか比較してみよう、ということが。

ところが、あまり模型に詳しくない人のために書くと、
世界的には戦闘機のプラモデルは、1/72 と 1/48 が主流で、
今現在、1/100 というスケールの戦闘機はまず皆無といって良いのです。

それは何故かと言うと、まず、模型メーカーとしては、
模型として、商品として、適当な大きさというのがあり、
そこから逆算して実際に存在する戦闘機の大きさとの比率を求めたところ、
最も模型として、商品提供価格帯としてバランスがとれているのが、
上記のようなスケールだったのである。

世界で一番最初にこの縮尺を用いたのが、どこなのかは定かではないが、
今ではこれが慣習となり、世界の標準縮尺なのである。

で、こういう理由で1/100というスケールは、
ガンダム世界においては模型商品として非常に有効ではあったものの、
実際の戦闘機などの縮尺においては妥当ではなかったのだった。

で、そうなると、1/100で実際に存在する戦闘機などのプラモデルは、
世界の標準から大いに逸脱したマイナー路線ということになるのである。

だからこそ、その1/100のジェット戦闘機などを発見した時は、
その時だけは 大発見で大喜びであったのである。

あくまでも、その時だけは・・・

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