【 飛行機模型 】

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前回の YF-23 に続いて、トランペッターの YF-22 を作ります。



前回の YF-23 はパーツの合いも含めてなかなか作りやすかったキットでしたが、
( キャノピーピラー(窓枠)のモールドだけがダメでした )
今回の YF-22 の方はチト部品同士の合いが悪く、作りやすさ100%とは言い難いキットです。

また、パーツの表面がデコボコしている個所もあります。
(両サイドのインテークのパーツなど)

ただ、上下で分割されたシンプルなボディ構成なのと、
1/144 というスケールなのと、
最近頭を悩ましている東欧諸国の最悪キットを手がけている状況では、
それほどストレスの溜まる作業ではなかったです。

では、早速写真にて今回の作業上のポイントを紹介します。



早速ですが、座席を自作しました。

その理由はいつの間にか座席パーツをなくしてしまったからです。

イッチョンチョンだから、そんなのなくてもいっかぁと思っていたのですが、
前回の YF-23 にはあって今回はないのか、というのもヤだったので、
面倒臭いことは大嫌いなんですが、自作しました。

どうせ作るんだからヘッドレストちっくのようなパーツもつけてみました。

もちろん、完成後はほとんど見えないでしょう。

せっかくなので、完成前にその雄姿をパチリ。





さてこの YF-22 という機体。

自分は米軍の次期制空戦闘機 F-22 ラプター と完全同一の機体だと思っていましたが、
(あんまり感心がなかったんですね)
今回作るに当たって調べてみますと、実は結構違うカタチをしてるんですね。

トラペには申し訳ないのですが、上のように全体を組み立ててみた後の感想として、
なんだ、実機に似てないじゃん、と、思ってしまったのです。

ところが、キャノピーピラー(窓枠)のマスキングをする際に、
ネットで実機の情報を調べているうちに、ロッキードマーチン社の実機紹介ページにたどり着き、
そこで初めて YF-22 と F-22 はカタチがビミョ〜に違ってて、
トラペのキットはロッキードマーチン社の公開3面図を見ると、結構似てるということが分かったのです。

なんだか文章が長くなったけれども、トラペのこのキットは結構実機に似ています。

でも、キクメンは YF-22 はあまりカッコEとは感じず、ラプターの方が好きです。

では次にチト苦労した個所をピックアップしてみます。



ではまずキャノピー部からいきましょうか。

御覧の通り、スキマ、かなりあります。

このままエアブラシ塗装したら、コクピット内部に塗装が入ってしまい涙と激怒は必至です。

しかもよく見てください。

今回はキャノピーピラー(窓枠)のモールドが一切入っておりません。

ガーン!ショック!

でもまぁ前回の YF-23 のように、全然おかしい位置にクッキリモ−ルドが入っているよりはマシだろうか・・・

上で書いたキャノピーピラーのマスキングをする際にネットで調査したというのは、
まさにこのせいだったのです。

さて、スキマの方ですが、こちらはデザインナイフを使って、
ボディ、キャノピーともに、ちょっとずつ削っては合わせ、ちょっとずつ削っては合わせを繰り返し、
結果、ジャストフィットさせることに運良く成功しました。

なので、パテは使用しておりません。
(そもそもパテ修正作業自体面倒臭くてあまりやりたくないのだ)

あとは流し込み接着剤である程度埋めることが出来ます。

ここが 1/144 のいいところですね。

次に、それ以外で部品の合いの悪いところを紹介します。



垂直尾翼の個所ですが、恐らくこのキットを買われた人全員そうだと思いますが、
左の垂直尾翼(接合用のダボが大きい方)はボディの曲面に合いません。

気になる人はここをプラバンやパテを使って修正しなければなりませんが、
自分は面倒臭いのでそのままスルーさせることにします。
(デザインナイフで少しは整形しました)

また、写真は掲載しませんが、エアインテークのパーツと、
ボディ上下のパーツの接合部、とりわけエアインテーク付近なども合いが悪いです。

そこのスキマはさすがに目立つので瞬間接着剤で埋めました。

さらに、ベクタースラストノズルの部分や、
そこと同じ部分、ボディ後端の合いもよくないので瞬着必須です。

そしてもちろん、離型剤対策として、全体にヤスリをかけるのも忘れちゃいけません。

こう書くとえらく難儀しそうですが、実際にはそれほど手間と時間のかかる作業にはなりませんでした。

そういうわけで以上のポイントをクリアした後は完成まで1日でたどり着きました。

完成品を見る



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