【 アホンダラ達の空 】

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◆◆◆ それぞれの裏切りの理由 vol.4 ◆◆◆

ラスアそしてジャプンに近い太平洋沖に点在する一つの強大な航空兵力、
全世界を震撼させたアメリアからの突如の離反、
それがこの最新鋭原子力航空母艦「ドナルド・レールガン」だ。

裏切り者の汚名をかぶってもなお、
ここに居続ける者達の胸中はいかようなものだったろうか・・・



「いや、オレは反対だったんだ。裏切りだなんて真っ平御免だったんだ。」

「そもそも金だけの理由での裏切りだなんて、とてもじゃないがそんなのはオレは御免だった。」

「それだけ拒絶しておいて、一体なんでまた?」(記者)

「いや・・・その、母ちゃん(妻)が・・・」

「あなたの奥さんが?」(記者)

「最初は母ちゃんも絶対反対、近所に顔向け出来ないって言ってたんだけどよ、報酬金の額を言った途端顔色変わっちまって・・・」

「お金に目が眩んだ?」(記者)

「金に目が眩んだってそんな・・・いや、まぁ、そういうことになっちまうんだろうな・・・」

「いや、昔はそんなんじゃなくってよ、そりゃもうオレなんかにゃもったいないくらいのスゲェ美人で、
心も真っ直ぐだったんだけど・・子供が8人も出来ちまったもんだからよぉ・・・」

「そりゃまた随分頑張りましたねぇ」(記者)

「え?エヘヘ、で、まぁオレの稼ぎじゃ喰ってくのが精一杯でさ、おまけに母ちゃんの親の面倒も見なきゃいけなくてよ・・・」

「なるほど・・・」

「母ちゃんも昔は美人だったけど・・・今じゃもう、こんな按配でよ(体重100キロ付近)・・・まぁ少しでもラクさせてやらねぇとよ、
子育てに親の面倒、これまで全部まかせっきりで、そのうえ安月給じゃ全然甲斐性ねぇからな。」

「しかし、実際あなたは戦闘機のパイロットで、戦闘になれば味方を撃つことになるんですよ?」(記者)

「・・・撃ちたくはない・・撃ちたくはないが・・・」

「相手があなたを攻撃してきたら?上官から味方を撃てと命ぜられたら?」(記者)

「・・・撃たずにオレが死んだら・・・金は家族に振り込まれるかなぁ・・・」



反逆の空母「ドナルド・レールガン」・・・クルーにもいろいろな人物がいるようだ。

もしかしたら、養育費と高齢者介護で税制優遇されていたら、裏切りに参加したクルーは減っていたかもしれない・・・

しかし人というのはああも変わるものなのか・・・(インタビューしたパイロットの妻の写真を思い出しつつ)

私も結婚はよくよく考えてすることにしよう。

以上、AP通信、非常勤記者:アーサー・J・ローエンより。



◆◆◆ 製作者:キクメン 「 F/A-18E スーパーホーネット 」 ◆◆◆












◆◆◆ キット解説と製作後記 ◆◆◆

キット紹介記事は コチラ を読んでください。

タミヤ(中身はイタレリ製) 1/72 F/A-18E スーパーホーネット

うーんハセのスパホを作った後なので、さすがにチト辛口になってしまう。

各パーツの合いはパテ埋め必須で、スジボリモールドも実際組んでスミイレしてみるとチト浅くてダルかった。
エアインテークのパーツも精度がイマイチでピタッと決まらない。
ただ、キャノピーとボディの合いはピッタリ合うのでここはラクだった。

でもまぁ何も考えずに手を動かすとちゃんと出来るので、ひどい出来というわけではない。
前回のハセのキットが秀作なだけに相対的に辛口になっちゃうのだ。

完成させてみるとこれまでのホーネットのキットの中で最も機種がスリムで、
ボディはシャープな印象を受ける。

これはこれでカッチョEキットだ。

ストライク・イーグルチックに塗ってみたがクヒヒ、結構イケますな。

そうそう、今回の失敗点。
前回のスパホに貼ったデカールの配置をすっかり無視して、
何も考えずに貼っちゃって、見比べると機体ナンバー以外、
デカールパターンが統一されていないってことかしら。



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