【 ハンドガン実測データ 】

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− マルゼン : PPK/S −
完全箱出しノーマル
射撃位置  : 5m
銃口から的までの距離  : 約4.3m
射撃場所  : 室内( 無風 )
気温  : 約26℃
射撃姿勢  : 立射
射撃方法  : レスト射撃
一枚の的には5発撃ち込む

使用弾 : エクセル弾0.25g
100発撃った平均グルーピング : 3.095cm
12.0cm2002年8月10日
23.6cm
32.9cm
43.9cm
52.4cm
63.5cm2002年8月10日
72.6cm
82.4cm
92.6cm
104.1cm
113.1cm2002年8月11日
124.1cm
132.4cm
143.5cm
153.3cm
163.0cm2002年8月11日
173.4cm
183.1cm
192.3cm
203.7cm
10発撃った平均初速 : m/s
1----m/s----
2----m/s
3----m/s
4----m/s
5----m/s
6----m/s----
7----m/s
8----m/s
9----m/s
10----m/s
11----m/s----
12----m/s
13----m/s
14----m/s
15----m/s
16----m/s----
17----m/s
18----m/s
19----m/s
20----m/s


〜 感想 〜

( あくまでも私の主観的意見なので、参考程度に読み流して下さい )

〜 マルゼン : PPK/S 〜

この銃の気に入った点は、

・ ほとんどないに等しいリコイルショック
・ 軽くてキレの良いトリガープル
・ コンパクトでとても軽い
・ 良くも悪くも小型マガジンの利点( 後述 )

気になった点は

・ マガジントラブル( 後述 )

普通なら、ズッシリ重くて、反動が強い方が、
「 リアル 」 ということで好みの対象になるかと思いますが、
私の好みはこれとまったく逆だったりします。

この辺りの理由については ガンノート ( 雑記 ) にて詳しく書きますが、
実銃の世界においても、一部の専門的競技銃や狙撃用ライフル等を除いては、
いかに重量を軽くして反動を弱くし、コントロールしやすく、撃ちやすく、
携帯しやすくするかを追求しています。
私もこれと意を同じくしております。

単刀直入に言うと撃ちやすくて良く当たる銃が私の好みだということです。

毎回同じ、前置きが続き申し訳ないです。

久しぶりに良い銃に出会いました。

マルゼンのNEWワルサーPPKです。

まず結論から書くと、これは初心者にとってもそうでない人にとってもお買い得なガンです。

なんといってもコストパフォーマンスが抜群です。

ではインプレを。

まず速い。

とにかく速い、ブローバック。

これはとても楽しい。

パパン! とダブルタップを決めた時の快感はかなりのものである。

しかも銃口の跳ねあがりがほとんどないので、リカバリーショットが実に正確である。

こと、シューティングのみの実用に限っていえばこれはかなりレベルが高い。

しかも軽い。 重量が極めて軽い。 そしてガン事体が極めてコンパクトなボディ。

つまり携行性の良さ、抜き撃ちの素早さの良さ、そして連射時の安定性、
さらにトリガープルのキレの良さと軽さ。

サイトをさらに視認性が高いものに自作すれば、
これはスピード・シューティングにおいてもかなりのレベルであると思う。

しかも命中精度もかなり高い。

さすがAPSを送り出しているマルゼンである。

だが、
だが、問題もある。 ( 上の気になった点で書いたマガジントラブルについてである )

エクセルのテンニーゴを利用してた時に5回起きたトラブルである。

何が起きたかというと、バシューッ! と1発発射してガスが全部吹き出したのである。

つまり発射不能のトラブルが5回も起きたのである。

エクセルのテンニーゴを20発装填して、撃った時、
最初の1発、2発だけ、バシューッ! とガスが全部吹き出したのである。

これが2回起き、それプラス1回起きた。

3発目以降はまるで問題はなく発射出来た。

ちょっと分かりにくい表現だったかもしれないので、もう一度詳しく書くと、

測定1日目。

エクセルテンニーゴ20発装填。

問題なく20発消化。

次の20発、1発目、いきなり生ガス噴出。(これが1回目のトラブル)

その後、10発ずつ装填して射撃を続け、トラブル起きず。

測定次の日(つまり今日)

エクセルテンニーゴ20発装填。

1発目、いきなり生ガス噴出。(これが2回目のトラブル)

そのままガスを充填し、2発目、これまたいきなり生ガス噴出。(これが3回目のトラブル)

その後残り18発、全く問題なし

次の20発、1発目、いきなり生ガス噴出。(これが4回目のトラブル)

そのままガスを充填し、2発目、これまたいきなり生ガス噴出。(これが5回目のトラブル)

その後残り18発、全く問題なし

以上、100発測定中、5回もトラブルが発生した。

最初の2発というのが原因かと思い、今度はトイテック真球弾のテンニーを20発装填。

ところがまるで問題なく20発射撃可能。

これはまたどういうことだろうか?

相変わらずちょっと動作に不安要素があるアドバンスドシューティングシステムであった。

小型マガジンについては利点もある。 ( 上の気に入った点で書いた小型マガジンの利点についてである )

小さいからすぐ温度変化を起こすのである。

つまりすぐ冷えるし、その反対としてすぐ温まるのである。

つまり撃ち終わって冷えたマガジンにガスを再装填して撃つ場合、
マガジンを手で握って暖めたらすぐに温まり、再射撃可能となるのである。

これは良い。 非常に良い。

1種類の弾で100発測定ということをやる場合、
自分はかなりこのマガジンの冷えについては気を使うのである。

たいていマガジンに20発装填して、撃ち、次の20発にいくときは、
マガジンの冷えが充分にさめるまで待つのである。

その間確かにインターバルをとれるといえば聞こえは言いが、
逆に集中力が良い状態の時はそれを途切れされてしまう要因にもなる。

だから、このマガジンは何発もすぐに射撃を楽しみたい時には良いのである。

小型マガジンは確かに冷えも早いが、
20発を連射する時の温度低下はそれほど悪影響は与えないと思うし、
実際( 5メートルという極端に短い距離では )影響は出なかった。

さて、前述のようなトラブルが起きはしたが、
総括するとこれはかなり気に入った1丁となった。

とにかく撃ってて気持ちが良いのである。
( 前述したトラブルさえなければパーフェクトであった。 )

これからさらに撃つので耐久性に関わるテストになるが、
どれだけトラブルが起きるか、それによってまた印象は変わるかもしれないが、
ここまで射撃が楽しかったのは同社のグランドマスターくらいだろうか。

次回のスコーピオンが実に楽しみである。
( クローズドボルトからの射撃&ピン1本分解可能という広告を見て )

さておき、このガンは無加工でサードパーティ製のパーツ、
ファイヤフライの 「 くらげ 」 がとりつけられるらしく、
しかもそれを組みこんだ場合の命中精度はかなり良いものだというらしいので、
( ネット上の掲示板等での情報なので信憑性は未確認です )
これもまた試してみたいと思います。

今回はかなりの長文になりましたが、
それだけこのガンが良い印象を与えてくれたということです。


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