【 ハンドガン実測データ 】

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− KSC : クーガー ( ハードキック ) −
ほとんどノーマル状態(ちょっぴり手を加えました)

射撃位置  : 5m
銃口から的までの距離  : 約4.3m
射撃場所  : 室内( 無風 )
気温  : 約25℃
射撃姿勢  : 立射
射撃方法  : レスト射撃
一枚の的には5発撃ち込む

使用弾 : エクセル弾0.25g
100発撃った平均グルーピング : 3.4cm
015.2cm2001年8月5日
023.1cm
034.5cm
043.4cm
055.9cm2001年8月5日
062.4cm
072.3cm
081.9cm
094.1cm2001年8月5日
103.2cm
114.7cm
123.1cm
133.8cm2001年8月5日
142.6cm
152.7cm
162.7cm
173.1cm2001年8月5日
182.4cm
194.2cm
203.2cm
10発撃った平均初速 : 65.5m/s
0166.0m/s2001年8月5日
0267.4m/s
0366.2m/s
0466.3m/s
0566.0m/s
0665.7m/s
0765.4m/s
0864.1m/s
0964.8m/s
1063.5m/s
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使用弾 : トイテック真球弾0.2g
100発撃った平均グルーピング : 3.8cm
013.9cm2001年8月16日
023.2cm
032.3cm
043.0cm
054.6cm2001年8月16日
064.2cm
073.4cm
084.5cm
093.8cm2001年8月16日
103.1cm
115.4cm
124.6cm
132.7cm2001年8月16日
141.6cm
152.6cm
165.9cm
174.6cm2001年8月16日
184.3cm
193.5cm
205.3cm
10発撃った平均初速 : 71.7m/s
0172.4m/s2001年8月16日
0271.5m/s
0371.9m/s
0472.6m/s
0571.9m/s
0671.9m/s
0771.9m/s
0871.0m/s
0970.3m/s
1071.1m/s
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〜 感想 〜

( あくまでも私の主観的意見なので、参考程度に読み流して下さい )

さて、ハードキック版の HW ではない ABS のクーガーです。

この銃の気に入った点は、

 1 : 握りやすいグリップ
 2 : 軽いトリガープル
 3 : コンパクトなボディ

気になった点は

 1 : 購入後のちょっとしたトラブル ( 後述 )
 2 : 見た目のリアルさよりも性能重視で亜鉛一体型マガジンにして欲しかった
 3 : マガジンへの弾込め作業が、ローダーを使用しないと出来ない

以上です。

普通なら、ズッシリ重くて、反動が強い方が、
「 リアル 」 ということで好みの対象になるかと思いますが、
私の好みはこれとまったく逆だったりします。

この辺りの理由については ガンノート ( 雑記 ) にて詳しく書きますが、
実銃の世界においても、一部の専門的競技銃や狙撃用ライフル等を除いては、
いかに重量を軽くして反動を弱くし、コントロールしやすく、撃ちやすく、
携帯しやすくするかを追求しています。
私もこれと意を同じくしております。

単刀直入に言うと撃ちやすくて良く当たる銃が私の好みだということです。

さて、インプレ本題です。
今更の感がいなめないと思いますが、KSC のクーガーです。
ヘヴィウェイトでもアイノックスでもデュアルトーンでもない、
普通の ABS スライドのハードキック・バージョンです。

しかし、第一作目 ( って今からもう何年前になるんでしたっけ? ) の頃に比べると、
ブローバックがかなり元気になりました。
リコイルのサイクルスピードが格段に速くなりました。
銃口もピョンピョン飛び跳ねます。

トリガープルも軽くてキレがいいし、
グリップも握りやすいし、銃はコンパクトだし、
ガス注入もサクサク入っていくし、
キビキビ動くし、
撃ってて爽快です。

・・・しかしやはり・・・

全く問題ナシ、ノントラブル!
というワケにはいきませんでした。

でも、ちょこっと、チェンバー周りをいじってやれば、
それらのトラブルもなくなりました。

( チャンバーと書くところもありますが、
KSC のマニュアルにはチェンバーと書いてあったので、
あえてそれにならうことにします )

ではまず、トラブルの状況説明から。

まず、買ってきてならし射撃をしていた時のコトです。
大体4〜50発程消化したあたりから弾が出ていないことが判明。
調査の結果、チェンバーにどんどん弾がたまっていく事態が発生していました。

そこでより良く観察すると、
パーツナンバー ( 以後PNOと表記する ) 142 : NHアジャストリング が、
PNO44 : NHラバーチェンバー と一緒に後方に飛び出ていることが確認されたのです。
そこで、チェンバー周りを分解し、解析調査にとりかかりました。

さて分解し終え調査した結果、PNO141 : クリップスプリング のテンションにより、
常に142:NHアジャストリングが後方に向かって押し出されていることと、
PNO132 : EXピストン が PNO144 : ラバーチェンバー に強く食いつき、
ブローバックするときに PNO144 : ラバーチェンバー が後方に引っ張られるという、
二つの理由で、142 : NHアジャストリング が後方に突き出てしまうのだろうと結論づけました。

そこで、対処法として以下のことを実行しました。

ここで注意していただきたいのが、
この処方を施すと、ホップアップが一切効かなくなることであります。

また、この処方を施したことによってトラブルが発生したしたとしても、
当方では責任は取りかねます。

では説明していきます。
といっても実に簡単なことで、ほとんど一切難しいことはしていません。

つまり、ホップ関係の部品を一部取り外しただけのコトです。

 PNO139 : インナーバレルクリップ
 PNO140 : クリップブッシング
 PNO141 : クリップスプリング
 PNO143 : NHアジャストボール

これらのパーツを外すだけです。
これで、先ほどの症状はまず見られなくなります。

この時についでだから、
PNO144 : ラバーチェンバー の 「 バリ取り 」 も施します。
マズル先端部方向からバレルを覗くと、いつも通り醜いバリ君がチロチロ見えます。
これを、ドライバーに両面テープをつけて、
紙ヤスリでクルクルやさしくこすり落とすのです。

紙ヤスリといっても使うのはフィニッシングペーパーにしたほうが良いです、
手に入らない人はタミヤの白とグレーの縞模様のフィニッシングペーパーを、
模型屋とかで入手して下さい。
ちなみに番手は600番でよいと思います。
普通の木工用のペーパーだとゴム表面がケバだってしまって涙・涙になってしまいます。

さて、以上の処方を施してから実射テストしました。

結果はかなり爽快快適のシューティングになりました。
ただ、これまでの KSC 製品と比較して、
ブローバックが文字通りハードキックになったので、
残弾があるにも関わらず、PNO50 : スライドストップ が反動で持ちあがって、
スライドストップがかかってしまうこともありました。

まぁこれに関しては別段私個人的にはどうでも良いことなので気になりません。

私が大好きな 「 ケン・ハッカ−ソン 」 大先生が、
( 注 : ハッカソーンと書く雑誌もありますが、英語の表記を無理にカタカナで書くのには限界があります )
「 最前線現場ではスライドストップなんか外しちゃうよ 」 みたいなコトをどっかの雑誌で言っておりまして、
そういうことにはすぐ感化されてしまう私は、
「 そうだ、本物のプロにはスライドストップなんかいらんのだ! 」
と、簡単単純に感化されてしまうのであります。

話はそれましたが、キビキビ動くし命中精度も悪くないし、
( ホップ外してるから遠距離射撃はキツイけど )
握りやすいし、トリガー軽いし、と、なかなか良い銃だと思います。


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