【 ガンノート: 雑記 】

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タイトル : <我がエアガン人生の歩み 〜 part2 〜 >

2002年2月25日

我がエアガン人生の歩み、後編である。
今回は第二次(自分にとっての)エアガンブームから、
現在に至る経緯を書こうと思う。

さて、高校卒業&上京後、エアガン自体はチョコチョコ買い続けてはいたが、
その頃は昔のようなエアガンに対する情熱は失われていた。
その当時自分は結構貧乏だった。
アパートもオンボロアパート四畳半だった。
だから室内シューティングなどは満足に行えるハズもなかった。
結局、買ってもほとんどディスプレイ中心で、
命中精度がどうとかなどには関心がなくなっていた。

それから数年が過ぎた・・・

それは1993年後半、自分と我が友イシケン24歳の頃である。
前述した理由により、それまで久しくエアガン熱は冷めかけていたのだが、
ある一丁の銃の登場が冷めかけていたエアガン熱に再び火を付けたのであった。

それは 「 東京マルイ:HOPアップ搭載グロック17 」 である。

どこでどういういきさつでその存在を知ったのかは、
今となっては定かではないが、自分とイシケンはさっそく購入した。
昔に研ぎ澄まされた嗅覚は衰えていなかったのか、
それともただの偶然なのか、それは定かではないが、
これまでいろいろなエアガンが発売されていたのにも関わらず、
何故かこのHOPアップという機構、システムには飛びついたのである。

なにより安かったし・・・

なんとなく新しい匂いがして、退屈しのぎをしたかっただけなのかもしれない。
しかし、当時はそのような冷静な判断などする余地がないくらい楽しい時を過ごした。

とにかく 「 純粋に撃って 」 楽しかった。

遠くに置いたターゲットまで弾が届くということが何より楽しかった。
とにかく撃った。

コッキングガンであるにもかかかわらず、
サバゲでもスピードシューティングの練習でもない、
単なるプリンキングであるにもかかわらず、
一日で1000発入りのBB弾を、2〜3袋は消化した。
どの弾が一番相性が良いのかも徹底的に試した。

とにかくそれだけこの、 「 HOPアップ 」 という機構には惚れ込んだ。
基本的に単純な性格の自分は、すぐにこの機構の面白さにのめりこんだ。
片っ端から既存のHOP未搭載エアガンをHOPアップにした。
金ノコと丸棒ヤスリとゴム管とお友達になった。
理想的なグリップ力と柔らかさを持つゴム管を求めて、
あちこちの釣り具やさんに行った。

そんななか自分はハタと気がついた。
もともと命中精度の高いエアガンに自作HOPを搭載したら、
より遠くに置いた小さいターゲットに当たるだろう、と。
そう、つまり東京マルイのコッキング・グロックで、
満足しておけば良いものを、欲とは罪深きもので、
さらに、さらに、と、はまっていってしまうのである。

具体的にしたことはこうだ。
まず、失われた数年分のエアガン知識の収集に、既存の本及び、
古本屋へ行って、数年分のエアガンの情報を収集した。
そこで、ある銃の存在を知った・・・

ウエスタン・アームズのアキュラシー・カスタム・シリーズ、である。

その中でも最も目を引いたのが、
やはり、スミスさんとウェッソンさんのコンパクトなオートマチック拳銃、
M6904シリーズである。

これは良かった。
まず、コンパクトというのが良かった。
ついで、命中精度もバツグンというのがさらに良かった。
さっそく自分とイシケンは、これを求めて各地をさまよった。
なにぶん数年前のモデルなので、なかなか在庫が置いてあるところがなかった。

それでも何とか手に入れた。
さっそく自分とイシケンは、自作HOPを搭載した。
これがまた大成功で、東京マルイのグロックにはもう戻れなくなってしまった。
それを凌駕する命中精度と飛距離を手に入れたからだ。

また、コッキングしなくても、トリガーを引くだけで弾が出るのだから、
当然こちらの方がラクで良いというのが決定的だった。
これにより遊びの幅がこれまで以上に広がった。

さて、ここでちょっと中断して、この間に購入したエアガンを、
なんとか思い出せる範囲で書き連ねてみよう。
当然HOPになっていなかったものは全てHOPにした。

東京マルイ・HOPコッキング:グロック17、及び17L、これまでに3〜4丁は購入
東京マルイ・HOPコッキング:SIGP228、2丁購入
東京マルイ・HOPコッキング:南部14年式
東京マルイ・HOPコッキング:センチメーターマスター2丁購入
東京マルイ・HOPコッキング:ダブルイーグル
東京マルイ・HOPコッキング:P7M13
グンゼ産業・LRB(HOP)コッキング:SIGP226
ウエスタンアームズ・固定スライドガスガン:M6904
マルゼン・コッキング:ドミネーター
マルゼン・固定スライドガスガン:S&W M4506
マルゼン・固定スライドガスガン:ワルサーPPK
( 紛らわしいが、以下はマルシンである )
マルシン・固定スライドガスガン:ワルサーPPK
マルシン・固定スライドガスガン:ブローニング
KHC・コッキング:グロック17
同:ピンポイントバレル

さて、この時期、自分とイシケンにとって自作HOPはまさしく佳境を迎える。
とにかくエアガンというエアガンを片っ端からHOPにしていった。
イシケンは、この自作HOPが仕事仲間にも好評を得て、
いろいろなエアガンをHOPにしてくれという依頼をうけるようになった。
そのおかげでさまざまなエアガンをバラし、
その機構、長所、短所を、知る事が出来た。

とりわけ、ウエスタンのアキュラシーカスタムシリーズには、好印象を受けた。
固定スライドガスガンの中でも、他のMGC方式系列と違って、
バレルが動かないのが良かった。
おかげでインナーバレルが回転しないように気を付けるだけで良く、
実際ホントに良く当たった。

そんな好印象を持った、アキュラシーカスタムの中でも、
自分とイシケンにとって、ひときわ注目した機種に、
ウエスタン・アームズ・アキュラシー・カスタムのワルサーP38がある。

このP38は、現在のどの銃にもついてるサイトと違って見にくいサイトで、
マガジンを抜くにもグリップ底部のストッパーを解除しなくちゃいけないという、
実銃としては旧式な感が否めないものであった。

それにも関わらず、何故この銃に惹かれたのかというと、
それは、シングルアクション時のトリガーの軽さが抜群であったからである。
これはなかなかに新鮮だった。

命中精度という点においてはやはりウエスタンのアキュラシーカスタムの、
ベレッタM92Fも、また良かった。
また、変わり種としてはレミントンXP−100という、
大型コッキング・ハンドガンもHOP化した。

とにかくこの時期、自分とイシケンの二人はバカの一つ覚えのように、
アキュラシー、アキュラシー、アキュラシーを追い求めていた、
そしてまた、ひたすら 「 バレル探しの旅 」 に明け暮れていた・・・

「 ロクレイゴ、ロクレイゴ 」 ( 内径が6.05センチ )とか、
「 C リング、C リング 」とか、ブツブツ言いながら、
タイトで理想の外形( というより外径 )をしたバレルを求めて各地をさまよった。

そんな中、また、新たなるニューアイテムが登場する。
1994年になって登場した、

「 ガス・ブローバック 」 である。

当初この登場は アウト・オブ・ガンチュー だった。
やはりまだ、アキュラシーカスタムを追求し各地をさまよっていたのだ。

ところがある日のことである。
イシケンがまた、例によって仕事先の仲間からHOP依頼を託されたのである。

そこでHOP化を依頼されたエアガンこそ、まさしく 「 ガス・ブローバック 」 であった。
二人はようやくこの、「 ガス・ブローバック 」なる物に触れるのである。

時は1994年のことである。
なんと、1993年暮れにグロック17で返り咲いてから半年も経っていないのである。
相変わらず自分とイシケンは猛スピードで時代を駆け巡っていた・・・

夏になった。
試しに自分もこのガスブローバックを買ってみた。
買ったのはガスブローバック第二弾のセンチュリオンである。
やはり銃はコンパクトの方がイイ! ということで、
92Fよりもちょっと短いセンチュリオンを買う辺りが、
自分の妙なポリシーだった。

で、ガス真っ盛りのシーズンである。
そこでこのガスブローバックは真価を発揮した。
河原でガンガン撃ってたのだが、横でその連射を見ていたイシケンは、

「 銃口から発射されるBB弾が、まるでホースから出る水のようだった 」

と、今でも感慨深げに語るくらい、これは面白かった。
これまで、頭の中はアキュラシー、アキュラシーでいっぱいだった自分とイシケンも、
いつしかこのガス・ブロの虜になっていった・・・

まずなんといってもトリガーが軽かった。
前述したアキュラシーカスタムのワルサーP38を凌駕するほどの軽さだった。
しかも初弾以外はすべてシングルアクションだった。
コッチの方がスライドも動くしリアルだ、実戦的でイイ!
などと、訳の分からんことまで口から飛び出した。

この実銃に近いアクションに徐々に影響され始め、
ついには勝手に二人で考えたCQBごっこをやり始めたのであった。
つまるところ特殊部隊ごっこである。
いや〜大人になってもアホウなところは変わらないもんである。
でも、面白かった、これだけは事実である。

もちろん、この、ガスブロにも自作HOPを搭載していくのである。
余談だが、ガスブローバックのことを、ガスブロって書くと、
ガスで沸かした風呂のようだ。

しかしこのガスブロってやつはすごい。
なにがすごいって速射が楽しめるのである。
トリガーが軽いからダブルタップとかも面白いように決まる。
もう雰囲気バリバリ4649である。
「 オレ達はスマートフォースだ 」 なんてバカだと知りながら、
自嘲自虐的に自己を笑い飛ばしながらも、
それなりにホンキで遊んでたもんなのである。

実に楽しい時期であった。
さて、この頃から今に至るまでに購入したガスブロを列挙してみよう。

ウエスタン:ベレッタM92F
ウエスタン:センチュリオン
ウエスタン:ガバメントミリタリー
ウエスタン:初代M84F
ウエスタン:ハイキャパ 初登場の3種のうち2種
ウエスタン:初代プロキラー
ウエスタン:ハイキャパCQB
ウエスタン:ストレイヤーボイド6in
ウエスタン:ウイルソン・チャンピオン
ウエスタン:ブレードマスターT
ウエスタン:ブレードマスターV
ウエスタン:M84Fチーター
ウエスタン:M84Fタクティクス
ウエスタン:クーガー
ウエスタン:ワイルドクーガー
ウエスタン:ガバ・ライト
KSC:SIGP230、3丁
KSC:初期型9ミリクーガー
KSC:初期型ベレッタM9
KSC:初期型ソーコム
KSC:初期型STIイーグル6in
KSC:9ミリクーガー( ハードキック )
KSC:タイタン
KSC:グロック17
KSC:グロック34
KSC:グロック18
MGC:CZ75
MGC:ガバ・ディフェンダー
タナカ:SIG P229
タナカ:H&K P8
マルゼン:ガバメント
マルゼン:P99
タニオコバ:初期型USP40(シースルーマガジン)
東京マルイ:ベレッタ・タクティカルマスター
東京マルイ:グロック26

コッキングでは、

東京マルイ:USP
東京マルイ:ベレッタM92F
東京マルイ:クーガー
東京マルイ:スコーピオン
東京マルイ:ソーコム
アカデミー:グロック26

ちなみに全部が全部、今でも保有しているワケではない。

1995年辺りから近年になると、
収入がだんだん増えて、エアガンを買う金も当然増えていった。
もちろん上記のようにどんどんエアガンが増えていった。
飽きてしまったエアガンは新しい職場の仲間に、
普及活動と称して景気よくタダで配り歩いた。
( その甲斐あってエアガン仲間が増えたわけだが・・・ )

カスタム・パーツもふんだんに買った、
何丁もぶっ壊したりしたから詳しくなっていった。

ここに至りようやく現在にたどり着くわけだが、
実は非常に大事な部分が抜けている。

それは 「 電動ガン 」 である。
そしてまた 「 極悪:ハイパワー、暗黒面の誘惑 」 である。

これに関しては、第三弾、

「 いきすぎた時代 と これからの展望 」 で書こうと思う。


では。


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