【 ガンノート: 雑記 】

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2001年10月22日

タイトル : こういうのが欲しい。

さて既にネット上でもリークされているので知ってる人も多いと思われるが、
次の東京マルイの新作に 「 ソーコム・ピストル 」 がアナウンスされた。

ここで注目したいのは、ソーコムという機種についてではなく、
固定スライドのガスガンらしいということだ。

確かにブローバックガスガンはその機構がリアルだし、
トリガープルも軽いし、なによりもそのアクションを楽しむのには最適で、
現在のガスガンの主流はまさしくガス・ブローバックなわけだ。

そのような時流の中、敢えてフィクスド(固定)スライドのガスガンを作るところが興味深い。

実のところ小生が好きなエアガンの中にも固定スライドガスガンがある。
どういうものかというと、
その昔ウエスタンアームズが出していたアキュラシーカスタムの名を冠したシリーズがそれだ。
このガスガンの良いところは、まず、それまでのガスガンの通例となっていた給弾方式、
即ちバレル後退方式ではなかったことだ。
なんとマガジン側のノズルが前進してチャンバーに弾をセットする方式であった。
これは実に素晴らしいと思ったものだ。
これならばバレルが動くことがないので命中率向上にとても貢献するだろうと思えたのだ。
実際その性能はアキュラシーカスタムの名に恥じぬものであった。
そしてなによりも、トリガープルがこれまでの固定スライドガスガンとは一歩抜けた軽さであった。
今のブローバックに比べれば軽いとはいえないが、当時のレベルでは非常に良いものであったのだ。

そうした時代背景を鑑みて、
小生が是非とも商品化して欲しいフィクストスライドガスガンを具体的に書いてみよう、

トリガーが軽い。
N・L・Sマガジン搭載。
コンパクト 又は 突起の少ないデザイン。
重量が軽い。(600グラム以下が欲しい。)
部品点数が少なく、堅牢でメンテナンスしやすいこと。
握り易いグリップ。
装弾数は30発前後は欲しい。

他にもいっぱい注文はあるが、取りあえずは上記を満たしたものが欲しい。

とりわけN・L・Sははずせない。
咄嗟に構えたり銃を振り回しての射撃を行うことが多いアクティブなシューターにとって、
液化ガスが銃口からブシューっと飛び出て発射不能などという状況は最悪である。
それを避けるためNLSは是非とも欲しい。というよりはずせない。

NLSでの欠点は燃費だと指摘されるが、
フィクスドスライドであれば燃費が良いからとくに問題はないと思う。

そもそもガスより先に弾がきれるのだから問題にすらならないと思うのだが・・・

確かに何度も何度もガス注入するのと、しばらく注入しないでいいのとでは、
もちろん後者の方がいいに決まってる。
が、しかし、それよりも銃口から液ガスが出ない方が小生にとっては重要だ。
小生だけではなくサバゲユーザーにとっても重要だと思うが、どうだろう?
第一エアタンクを背負ってホースでコネクトなんていうのはかなり興ざめだ。

次に重量感である。
正直言うと小生はエアガンは軽いほうがいいと思っている。
実銃と違って、なおかつ、フィクストスライドにおいてはカウンターウェイトは必要ないと思っている。

もちろんこれはリアルな重さを楽しみたい大半の方々とは正反対の極めて少数派の意見である。

小生は基本的にツールとしての性能にしか興味がなかったりする。
おもちゃの玩具銃にツールもなんもあったもんじゃないので、この考えは変かもしれない。
しかし、やはり正直に言うと、
良く当たって撃ち易い銃の方がカッコだけ良くて重いリアルなエアガンよりも好きなのだ。
手にとって的を撃って遊ぶなら、断然前者で遊ぶほうがよい。
弾が出る以上、遊んでナンボであると思ってしまうのだ。

ただ、全てのエアガンが上のようでなければならないということでは決してなく、
そういう位置づけのものがあっても良いのではないだろうかと言いたいのである。

ズッシリ重くてガツンと強いリコイルショックは、
本物っぽさを想像して浸るには必要不可欠な要素であるし、
何より、本物の銃を持っているかのような疑似体験を楽しめるのは、
男の子だった大人達には至福の時間なのである。

話を固定スライドガスガンに戻すが、固定スライドのガスガンの魅力はなんといっても、
「 静粛性 」 ではないだろうか?
サバイバルゲーマーにとってはこれはかなりの魅力的ファクターであると思う。
サプレッサーを搭載した場合は取り回しの良さが阻害されてしまうが、
それと引き換えに得られる静粛性はかなり効果的なものだ。

室内で、或いは、
野外で(もちろん一般の人が多くいる公園などではない)ルールを厳守して、
射撃を楽しむときも周りに不快感を与える派手な音がしないことも、
小生としては実に重要な機能である。

だが、いろいろ書いたが、まず何より、
「 良く当たること 」 が最も重要であることには間違いない。

取り敢えず 東京マルイの 「 ソーコム 」 がどのような商品なるのか、
現時点では分からないが、非常に興味がある製品ではある。
これを機にウエスタンアームズも、
もういちど高性能な固定スライドガスガンを、
もちろんNLS搭載で復活させて欲しいものだ。

最後に、こういうのが欲しいというエアガンを列挙してみたい。

東京マルイのボルトアクションの精密射撃用ライフル。
命中精度抜群、軽いトリガープル、軽量、静粛性良好、
取り回し易い長すぎないボディ、
出来ればガタつかない折りたたみストックなら最高。

ウエスタンアームズのN・L・S搭載フィクスドスライドガスガン。
高い命中精度、軽いトリガープル、軽量ボディ、
30発装弾、1チャージ100発も撃てればOK、
チャンバー周りはアキュラシーカスタムシリーズを踏襲、
握り易く、凹凸のない銃、
キンバーのハイキャパとか、シグマなどどうだろう。

マルゼンのガス方式APSシリーズ。
ライフル、ピストル共に、実在の銃にはこだわらず、
ひたすら遊戯銃のパワー内での命中精度にこだわりつくした、
コッキングではなくガス方式の命中精度最高レベルの競技専門銃、
出来れば給弾だけはガス圧を利用したい。
チャンバー内だけ弱いブローバックに出来ないか?
(ただ次弾を装填し、バルブハンマーをコックするだけ)

さて、
リアルなガスブローバックは既にもう、申し分のないものが出ているわけで、
これはこれでどんどん展開していくと思うので、
取り敢えずこれとは違った毛色の違った商品というアプローチで考えてみた。
いかがなものだろうか?



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