【 アホンダラ達の空 】

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************ ストーリー前解説 ************

Mig21のオリジナルストーリーです。
といってもMig21そのものについての記述が無いんですが…。
なぜこんな古い機体を使っているのか?という疑問に、
そこに至った経緯を説明するという手法でアプローチしてみました。
如何でしょうか?


南アメリア。チョリ、アタマカタイ砂漠。
この渇ききった辺境の地にNYATO軍が突如展開したのはいつの事だったか。

あの日、俺は陸軍と合同で行われた威力偵察に参加していた。
お偉方はこの地に展開しているNYATO軍の戦力を判断しかねていたらしい。

俺は早朝からの飛行ですでに敵機を2機、車両も5両は食っていた。
思ってたより連中は弱小だ、恐らく例の資源を探りに来た調査隊程度のものなんだろう。
まったく、久しぶりの実戦がこんなもんじゃ肩透しもいいところだ。
訓練の方がまだマシだぜ。

…俺は自分に酔っていた…。

岩山の陰で何かが光った。八つ目の獲物だ。
そろそろ燃料が心細いが、奴を料理するには十分だ。
山の後ろから回り込んで………ジャミング!?

…な、なんて事だ!こんな所に本隊が…。

そう、連中はこの地の重要性をとうの昔に把握していたのだ。
事ここに至って偵察隊など繰り出しているこっちがよほど出遅れていたのである。

被弾した愛機は基地までもたなかった。
俺は焼け付くような灼熱の大地を延々とさ迷った。
手持ちの水が尽きた時は死をも覚悟した。

あの日、部隊は壊滅的な打撃を被ったらしい。
仲間の多くは遂に帰らなかった。

乗機を失った俺に替わりに宛がわれたのがコイツさ。
なに不満になんて思っていないさ。
コイツにだって、翼はあるのだから…。




TAK01 さんの イシケン軍 Mig-21PF です。












◆◆◆ TAK01 さんのキット 解説 ◆◆◆

Mig21PF フィッシュベッド
1/144 トランペッター

イシケンさんの物とはメーカーが違いますが、明らかに、どこからどう見ても同じ物でしょう。
ご丁寧にも説明書の間違いやデカールまでも全く同じでした。
因みにこの説明書に描かれているのは手持ちの資料から判断して、
どうやら初期生産型のF型であると思われます。

キットの出来はイシケンさんも仰っていた通りなかなか酷いものです。
あってなきに等しい凸モールド、全く噛合わない増槽、やたらと分厚い足回りのパーツ等々。
それでもなんとか形にはなってくれました。
こういったモノは塗装でハッタリかますに限ります!
今回のはルーマニア空軍の迷彩を参考にしました。いつもの水性ホビーカラーです。
配色やパターンなどは見よう見真似で塗りたくったので物凄くテキトーです。
それでも意外にらしくなっているのでは?w

それにしてもデカールまでそのまま同じというのは、まさに単なる箱変えであり悪質です。
おかげで番号まで他所から引っ張ってくるハメに…。

今回のイシケン軍オリジナル国籍マークなんですが、
「I」のデカールがどうしても見つからなかったので、無いなら書いてしまえ!
と、思いつくままに作ってしまいました。やり方は実に簡単。
白地のデカールをひし形に切り抜いて貼り付け、赤い縁取りに筆記体の「I」をあしらって出来あがりでした。
どうでしょう?w


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