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◆◆◆ TAK01 さんの ありがたいコメント ◆◆◆

中島 キ43 一式戦闘機 隼 一型
(帝國陸軍 飛行第50戦隊 第2中隊 下川幸雄軍曹乗機)

1/48 ハセガワ

キクメンさんお待たせいたしました。
この隼はキクメンさんとイシケンさんが沖縄を訪問された際に、
キクメンさんに頂いたあのキットです。

私の作品は1/144など小物がメインなので上手く作れるか不安でしたが、
いざ組んでみるとこれが素直、さすがハセガワの新キットです。合いはすこぶる良好でした。

製作の参考にネットで検索してみると、なにやら形状に問題があるとかないとか、散々叩かれていました。
手元の資料と突き合せてみると、確かに機首カウリングの一部や主脚カバーの形状に誤りがあり、
特に主脚カバーのミスはあからさまに酷かったのでこれを修正(ちょっと削るだけでOK)しました。
しかし、機体形状などの修正は容易ではないし、特に気になるほどのものではないと思ったので無視無視。

やっぱりこれだけデカイとモールドやパーツの形状もしっかりしていて、
作業がさくさく進むので精神衛生上、非常に宜しい!
正直言ってつくり応えもあってデカ物にはまりそうです。
(でも置き場所が…。やはり私にはせいぜい72くらいがベストか?)

今回はコックピット内部にわりと手をいれました。
計器盤などは十分作りこまれているのに、
床のコード類やフットバーのケーブルが全部はしょられていて、私としてはかなり不満でした。
(せめてモールドでもされていれば、塗装で誤魔化せたものを)
幸いネット上でかなり有用な写真を手に入れることができたので、
それを参考に伸ばしランナー、エナメル線等でディティールアップしました。
シートベルトは資料が無かったので、紙で適当にそれらしく、バックル等もエナメル線で作りました。

このサイズだと完成後も中がよく観察できるので実に満足です。
当然、内部がよく見えるようにキャノピーは開状態です。
これは両面テープで貼ってあるだけなので閉めることもできます。
(しかし、伸ばしランナーで張ったアンテナ線に引っ掛りそうで怖くてとても触れない)(泣

ついでにキャノピー前面の切り欠き。これは非常に宜しくないので風防の枠の分だけ塞ぎました。
(望遠鏡式射撃照準機を取りつけるために下まで豪快にえぐれている)

塗装は日本陸軍機用上・下面色を田宮の缶スプレーで、他は全てグンゼの水性ホビーカラーを筆塗りです。
日本機におなじみ銀の剥げちょろを控えめに、排気管後のスス汚れは大袈裟だったかな?
各種マーキングは付属のデカールをそのまま使用しました。
プロペラの赤帯び、左翼上のステップ(黒い部分)や両翼のぽちぽちと赤いもの
(なんですかねこれ。燃料か何かの給油口か?)
は塗装で再現しました。(デカール貼るより簡単)
上面はレッドブラウン、下面はニュートラルグレーでスミ入れしました。

また、今回は流し込みタイプの接着剤やマークソフターなどを初めて使用してみましたが、
これは実に良かったです。もっと早く導入しておくべきでした。
(モデラーなら揃えていて当たり前の用具類たち。不精な私は全然揃えていなかったのです。)

今回は私なりに可能な限りの技術と努力をつぎこんだ満足の一品です。
(満足の前に「自己」を補足)

以上。



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