【 アホンダラ達の空 】

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************ ストーリー前解説 ************
「北極海で、エネルギウムが見つかった・・・らしい」
そんな、うわさ話のようなもので軍が動いてしまうのだから
世間のエネルギー問題は深刻らしい。

1週間前、ブリタインの資源調査船が北極海で資源調査活動中に
3分間ほどエネルギウムの反応を捕らえそして消えた。
この反応は計器の故障かそれとも・・・

エネルギウムの存在もその所在も不確かなまま、
各国は調査船を北極海に派遣した。
そのため、公海である北極海は民間の調査船や
軍艦、漁船に偽装した情報収集船なのでごったがえしている。

未だエネルギウムを発見できないためイシケン軍、キクメングン共に
極寒の苛酷な環境での戦闘は避けている。
しかし、エネルギウムが発見された時その状況は一転するだろう。

・・・

アラート警報が鳴る
数名のいる室内で2人男がその警報に反応し行動する。
寝そべったソファーから飛び起きるように立ち上がった男の軍靴が
テーブルとぶつかり、紙コーヒーカップが倒れる。
カップが倒れても気にすることなく、男はハンガー(格納庫)に走り出す。

スクランブル待機中の機体は息も凍るような大気の中でも
そのエンジンは凍えることなく、自らの主たる騎士の到着をまっている。

待機室から飛び出してきた現代のジークフリードは
ターボファンエンジン(最大推力12250kg)の
愛馬に乗り込むと手早く離陸準備を整える。
北の大地に一直線に伸びたコンクリートの滑走路は地上と空を結ぶ階段である。

鞭の入った愛馬は一気に天空に駆け上がる、この瞬間、騎士も愛馬も
己の力を最大限に出し尽くす。
愛馬が大地をけって飛び立つ頃、こぼれたコーヒーが床に全て流れ落ちていた


うす曇の中を管制塔の指示に従い一直線に不明機に向かう
靄(もや)の隙間から中型の機影が薄らと浮かぶ・・・

ここ1週間両陣営共にこの空域への民間機の立ち入りを禁止している
当然、北極回りの定期便は全て航路変更を命じられている。

接近し、機体を確認するとイシケン軍の対潜哨戒機であった。
『こちらコールウェイ王国、所属防空航空団。正体不明機に告げる。
貴機は、コールウェイ王国領空の侵犯行為を行っている。
直ちに当領空より退去せよ。繰り返す・・・』

イシケン軍の対潜哨戒機はこの地域に出動している潜水艦の行動を監視したついでに
王国の防空能力も調べているのは明らかだ。

そして、そんなことをもう1週間も続けている。
このまま、エネルギウムが見つからないのか、
それともエネルギウムが発見され戦闘に突入するのか?

「こんな寒い海に落ちたら助からないな・・・」お客さんを追い返して旋回する
窓の下には異常にアンテナの突き出た漁船が見えた。
「海の上の任務よりはマシと言う事にしておこう。」

白夜の時期も終わろうとしている、これから北極圏は長い冬に突入する。




イシケンの キクメン軍 SAAB JA-37 VIGGENです。


















◆◆◆ イシケンのキット 解説 ◆◆◆

商品名SAAB JA37 VIGGEN
メーカーAIRFIX
スケール1/144
購入場所イエローサブマリン新宿店
価格¥500円
備考パイロット無、凸モルド、対空ミサイル無
1/144スケールというには大きすぎます。金型原型はクラウン模型?

この商品は絶対買ってはいけません買うと必ず不幸になります
正確に言うとAIRFIXの商品(1/144Scale)は絶対にそんをします。
今回、自分なりにかなり修正しましたが、実記の写真を見るにつけ
あまりの出来の悪さに「涙」が出て来ます、もう何とかして!!

さて何処を改造したかというと。
1 コックピット周りの段差を無くした。
2 パイロットを乗せた。
3 ピトー管なんぞを作り直した・・・だって恰好悪いんだもん。
4 背骨のような物が実機にはあったのでソレをつけた。
5 いまいましい凸モルドは削ってやった。
6 前輪の格納扉が割れていたので自作した。
実は塗装が凝ってましてちゃんとサーフェーサーを噴いたあと
ホワイトグレーを塗りました。
しかし、やっぱり恰好いいとはいえないので、この程度の扱いです。


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