【 キクメンライダー 】

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2016年10月15日どようび:午後の部
〜 行きはヨイヨイ帰りはコワイ 〜

快晴っていってもいいくらい天気が良くて暖かいので、そりゃもうアンタ、

バイクに乗らないでどうするんだ?生きてる価値あるのか?という程だったので、

慣らし運転ということでまたしても高速道路にライドオンしました。

今回も先週と同じ京葉道路から館山自動車道を走ります。



で、イキナリですが、私は今どこにいるでしょう。

ハイ、南房総最南端、野島埼灯台に来てしまいました。








真っ白でなんともキレイな灯台ですねぇ。

「日本の灯台50選」に選ばれてて、国の登録有形文化財にも登録されているそうです。






見てのとおりの快晴で、しかも前回と違ってとても暖かくて何もかも最高でした。

行きについては。



え〜今回、行きと帰りで3回道を間違えました。

410号線をただまっすぎ行けばいいだけの話なのですが、
ナビもなんもなく、公道走行経験値がまるでないビギナーにとっては、
そうたやすい話じゃないんですよコレが。

地図の上と下で二つ赤丸をつけたうち、上の赤丸部分はそのまままっすぐいったら
行き止まりなんじゃねぇかっていう感じの一車線に車線が減少してて、
前行く地元っぽいクルマはみんな曲がるもんだから、自分も曲がっちゃったよ。

そしたら、なんかどんどん山の中のワインディングになって、
車体をバンクさせてのコーナーは楽しかったけど・・・




まったく見知らぬこんな暗い道とか走ってるとかなり心細くなったよ。

一方帰りは下の赤丸部分で、普通に自然に道なりに進むとダメで、
90度以上の鋭角で曲がらないとダメとか、
一見してそっちの方こそ間違った道としか思えないトラップ。

いちいち停車してシートバッグからスマホを取り出して確認とかキケンだし、
そんなのは冒険じゃないし、多分オレ様方位磁石は大丈夫だろうということで、
走ったけど、まー不安だったね。

帰りはもっと道案内をよく見て走ろうと思ったら今度はそれが仇になって、
館山市内に入っちゃって、そしたらもうアンタ、片側一車線の細い道路が、
はるか先まで満杯の渋滞よ。逃げ道もねぇよ。

もうひたすら舌打ちアンドギャフンですよ。

どうしたらバイパスに戻って高速道路までたどり着けるんだと、
心の中は不安でいっぱいになりつつかなり先の方を見ると、
大型バスの電光掲示板に「東京」と書いてある。

多分コイツをつければ東京に行けるな!と思い見失わないように走ると、
他のクルマが曲がるのとは完全に別方向に曲がる。

しかもどっかの八幡宮(鶴谷八幡宮だってさ)行き道路とか書いてて、
グエーッと思ったけど、曲がってちょっと走ってすぐに安心。バイパスにつながった。

この時点で相当の時間ロスになり、高速道路に入ったら、
行楽帰りのマイカー軍団が走っていた。

途中何度かめのトンネルを抜けると、
まるまると太ったタヌキの亡骸が道路横に横たわっていた。

そして、日が沈みはじめた館山の寒さが生身で高速走行する体温を容赦なく奪っていく。

またしても前回同様にガクブルで寒い、当然か細い首も悲鳴をあげている。

さらに最悪なことに事故車両が出たようで道半ばあたりで時速30キロ以下となり、
やがて完全に止まってしまった。

最悪だ・・・最悪な状況だ・・・

ただ確かにSV650のローRPMアシストシステムの効果・威力は絶大で、
トロットロ、トロットロ走っててもクラッチワークと後輪ブレーキペダルだけで済む。

しかし物事には限度ってぇもんがあって、そんな状況を長々と強いられた上に、
既に道のマチガイで気疲れした上に、
クネクネ山道で慣れないバンクコーナーをしてきた身体の疲労度はハンパない状況。

もうダメだ!と思ったそのとき、一台のオフロードバイクが軽快に横をすり抜けていった。

電撃的に頭の中で「それだ!」という回路が走り、後方確認してから自分もそれに続く。

そっから先はもう怖いとかヤバイとかなんだとか言ってられない。

自分もひたすらスリ抜けていく。

見るからに解体建築材など満載の大型トラックやワイドな幅のやるき満々スポーツカーの間を、
バックミラーとバックミラーの幅が狭いところは、前のオフ車をまねて、
左右のステップ荷重で、まるでオネェみたいなクネリン、クネリン旋回で避けていく。

ウメェヤツの後ろを凝視して、テクをトレースして同じタイミングで荷重して避けていく。

どんどん進んでいくと、やがて事故車両の位置までたどり着き、赤い事故車両を横目に進む。

ようやく流れが出てきてしばらく進むとまたしても大渋滞。

なんと、ここでまた別のクルマが事故ったらしい。マジかよ!

とっくのとうにさっきのオフ車はいなくなっているが、ここで止まると疲労度的にかなりヤバイ。

多分エンストしてコケそうだ。仕方がない、行くか!

ってなわけでまたしてもスリ抜け開始。ひたすら延々スリ抜け。

もうずーっと、松が丘、貝塚、穴川ってそれどころか幕張超えてもまだスリ抜け。

スリ抜けだけで80キロ近い距離いってるんじゃねぇか?

市川インター超えたあたりからようやく流れが出来てたという状況だった。

行き慣れた篠崎インターで下道に降りたときの安堵感ときたらもうハンパなかった・・・

全行程で一度もクラクションを鳴らされることはなく、
相手のクルマを急停車させたり、進路変更させたりすることもなくなんとか行けた。

っていうかもう満身創痍。痛くないところがないっていうくらいあっちゃこっちゃ痛い。

そりゃそうだ、なんたって 5時間半 もバイクに乗ってる状況なのだ。

いやもうマジでヤバかった。

他にもあれやこれやと色んなことがあって、今回の走行でまたしても経験値が増えた。

極めて当たり前だけど、やはり実走行するとホントにいろんな事態に遭遇するぜ。

で、なんとかコケずにトラブルことなく無事にアジトまでたどり着いた。

アジトの目の前だからといって油断は禁物、ホントに禁物。

きっちりいつもの位置に停車してスタンドかけてエンジンきってようやくひと段落だ。

そんでは本日の走行距離確認。



約280キロ走行完了。慣らしの目安1000キロまで半分を超えたぞ。

ウッホッホ!行きに満タンにした燃料の残存量がメモリ1じゃねぇか!

で・・・だ。まぁ見てくれよ・・・




分かりにくいかもしれんがビッシリと小さな羽虫がこびりついてんのよ。

虫汁、虫体液がスクリーン一面にこびりついてやがんのよ。

グェーッ!!

もうね、もうマジでいろいろ勘弁。

行きは昼間で日も出ててポカポカ暖かくて最高だったけど、

帰りで今回のような目にあうのはマジもう勘弁・・・

もう次からどんなに寒くても朝行って昼頃に帰ってこれるようにするよ。

もしくは一泊して、朝帰るとかさ。

うん・・・

でもね・・・でもですね、でもですよ。

超〜〜〜楽しい!スズ菌MAX!最高でした!

次へぶっ飛ばせ!



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